溶射(セラミック系・金属・超硬)

溶かした材料で表面を改質!

半導体・液晶、医療・薬品、フィルム、電子部品、樹脂成形、食品・飲料、インクジェット、コネクター、ダイカスト・プレス

  • 101500 溶射(セラミック系・金属・超硬)
  • 溶射とは、溶かしたまたはそれに近い状態にした材料を、基材に吹き付けて表面をコーティングすることで、耐摩耗性や耐食性を向上させたり、絶縁性を付与することができる表面改質技術になります。

製品詳細


溶射のおもな仕様

吹き付ける材料

◎セラミック(酸化アルミニウム・酸化クロム・酸化チタン・酸化ジルコニア)
◎金属(炭化タングステン・炭化クロム・アルミ・銅・ニッケル・SUS)
◎超硬

目的

防錆・防食・耐摩耗性向上・耐薬品性向上・耐熱・絶縁・寸法復元

特長

◆色々な基材に適用できる(金属・樹脂・セラミック)
◆基材への熱影響が少ない
◆大きなものにも処理可能
◆他の表面処理と比べて厚膜皮膜を形成することが容易

溶射の加工面

  • 超硬溶射(吹きっぱなし)

  • 超硬溶射(研磨あり)

  • セラミック溶射(吹きっぱなし)

  • セラミック溶射(研磨あり)

  • 金属溶射(吹きっぱなし)

  • 金属溶射(封孔処理あり)

ほかの皮膜系処理との特性比較

塗膜系ガラスコーティング溶射
硬度△~〇
種類の豊富さ
膜厚数十µm~数mm数µm数十µm~数mm

代表的な処理の工程

受け入れ検査 →洗浄・から焼き →下地処理(ショットブラストやエッチング、溶射など) →プライマー処理 →塗装 →焼付 →検査梱包

応用例

◎自動車……ディーゼルエンジン部品
◎鉄道……車両部品・絶縁部品
◎船舶……スタンチューブライナー・船用ディーゼル部品
◎製紙……抄紙機ロール
◎合成繊維……各種糸ガイド・ローラー・フイルムロール
◎化学機械……ポンプ・バルブ・攪拌機・プランジャー
◎鉄鋼及び金属……伸線機油切・キャプスタン・ロール
◎エレクトロニクス……コンピューター部品・半導体製造装置部品
◎エネルギー……ガスタービン部品・燃料電池部品
◎海洋開発……深海潜水艇部品
◎宇宙開発……ロケット部品・衛星部品

製品情報

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